診療する症状・疾患について
患者さん形成外科って何を診るの?
形成外科についてまだまだ疑問に思うことがある方がいらっしゃるかと思います。
形成外科は正式には形成再建外科と称されます。形成外科は、けがややけど、手術の傷跡、先天的な疾患による変形や欠損など、体の「かたち」と「はたらき」をととのえる診療科です。
見た目の改善だけではなく、機能の回復も重視するのが特徴です。
対象疾患も幅広く、保険診療が適用されることがほとんどです。
近年では、形成外科も他科のように細分化されるようになり、小児形成外科・眼(眼窩)形成外科・頭蓋顎顔面形成外科など各種の専門領域の外来が増えてきています。



じゃあ、美容整形は?
永く慣習的な表現で美容整形という言葉が使用されてきたために、今だにこの「美容整形」や「整形手術」「整形した」という表現を一般の方だけでなくメディアも使用しています。
整形外科で骨折治療の手術をうけても、『整形した』という方はまずいないと思います。ちなみに医学用語では『整復(-術、-固定など)』といいます。
話はそれましたが、美容整形は正しくは「美容外科」と称し、形成外科がいわばマイナスの状況を可能な限り、標準のレベルまで近づけることを主目的とするのに対し、美容外科は標準のレベル(これを0と表現すれば)よりプラスの状態へと向かうことをお手伝いするのが主目的と思ってください。
ただし、施術によりプラスの状態になっても、それが患者さんの希望する方向でなければ、本人にとってはプラスになってないばかりかマイナスとなることもあるので注意してください。



お二人ともご理解いただけたでしょうか。
受診から治療までの流れ
当クリニックでは、患者さんが安心して治療を受けられるよう、各プロセスを丁寧かつ明確に行うことを重視しています。
ここでは、初回相談から治療後のフォローアップまでの標準的な流れをご紹介します。
まずはお電話またはWEB予約フォームからご希望の日時をご指定ください。
予約を取られたあと、WEB問診票であらかじめご記入いただくと診察がスムーズです。
来院には保険証やお薬手帳を忘れずにお持ちください。
主訴、既往歴、アレルギー歴、内服薬など治療方針に関わる情報を丁寧に確認します。
院長が、症状やご希望を詳しく伺い、患部の診察を行います。
必要に応じて画像診察を行い、治療の選択肢・効果・リスク・費用を医学的根拠に基づき明確に説明します。
患者さんの生活背景やダウンタイム許容度も考慮した治療計画を提案いたします。



リラックスしてください。
説明内容を踏まえて、患者さんと相談しながら最適な治療を選択します。
治療費用は複数回の通院が必要な場合のスケジュールを提示し、同意書にご署名いただきます。
施術当日およびそれ以降
治療当日には同意書を忘れずにお持ちください。
治療は安全性を第一に、ガイドラインに基づいて行います。
局所麻酔や必要に応じた鎮痛管理を適切に行い、処置中も痛みや不安がないか逐次確認します。
治療直後には、創部管理、内服薬指導、生活上の注意点を詳しくお伝えします。
必要に応じて再診予約をお取りし、経過観察を行います。
手術後の抜歯は1週間前後から部位・傷の治り具合により2週間程度かかることがあります。
治療内容に応じて、抜歯、経過観察、長期的なスキンケアや再治療の提案など、適切なフォローアップを実施します。
最終的な治療成果と満足度を確認し、必要なサポートを継続します。
診療所と病院の違い
形成外科で扱う疾患は多岐にわたります。
日本形成外科学会のサイトにも一般の方むけに形成外科で扱う疾患一覧というものが掲載されています。
そこには、まずつぎのように大きく5つのグループに分けられています。
①けが・きずあと、②生まれつきの病気、③腫瘍、④その他、⑤美容外科というくくりです。
さらにこの①のけが・きずあとは、ⅰけが(外傷)、ⅱやけど(熱傷)、ⅲきずあと、ⅳとこずれ(褥瘡)・難治性潰瘍、ⅴ顔の骨の骨折と分類されます。このⅰけが(外傷)もさらに細かく分類され
- 傷(きず)・外傷
- 切断指
- 顔面神経損傷(顔面神経麻痺)
- 涙道損傷
- 唾液腺損傷(耳下腺菅断裂)




